Thursday, June 3, 2010

積み上がるものは巡り巡って

やっと暖かくなりました。先日体調を崩してうんうん言わされましたけども・・・体調にはくれぐれもお気をつけくださいね。

さて、ある活動をしている方からプレゼントの制作の依頼を受けました。ある人に贈りたいので作って欲しいというようなものです。普段こういうのは受けないのですが、かなりお世話になった人で今も懇意にしてくださる人なので。
や、ちょっとしたものなのでしょうけども、作る私からするとなかなか難儀でして、締め切りを過ぎたりしてなかなか出来上がらなくて・・・でもやっと形になりました。



作りながら思ったことを少々・・・
この世界に居ついてもうまる3年が過ぎ去り、楽しいことがたくさんあり、たくさんの人と出会い、今も楽しく皆さんと過ごさせてもらってますが、もうすぐセカンドライフは7歳になるそうですよ。もうびっくり。

思えば国内は変に加熱した時期もあり、出会った人たちの何人かはそのまま世界を通り過ぎて行ってしまいました。都合で1つ目の世界に集中する人もいたり、SLの中にも時代のようなものがあり、新しい出会いも別れもあって、どんどん移り変わっていきます。

「この世界は優しさでできている」

と言った人がいるそうです。そのとおりだと思うのですね。何も無いところからプリムを生み出せ、およそ何でもできて、自分ですることも決めることができる自由度の高いとても綺麗な世界ですが、最初からそうだったわけではありません。

私がまだキャンプをしていた頃、フリーのものがたくさん置いてある場所であるものを見つけました。なんだったかもう憶えてないのですが・・・日本語の説明のノートがついていました。その頃のSLはまだ日本語にちゃんと対応できていなくて、読みにくいローマ字の日本語でした。でもあれはきっと誰かがそのツールを使う日本人のために付け足したんだよね。

SLに降り立った第一世代の人たちが後から来る人のために膨大な種を撒きました。後から来た人はさらに後から来る人に何かを伝えていって・・・新しいことも取り入れつつ、どんどん移り変わってゆく世界ですが、今ある世界はそういう上にある世界だと思うのです。

かつて私にイベントの楽しさを教えた集団がありました。私にSLの楽しさを教えてくれた角としっぽの生えた二人組がいます。彼らも誰かから受け取ったものを誰かに伝えたのだと思うのです。
wikiを立ち上げた人たち ミスティのマニュアルを和訳した人 リンデンのお知らせを非公式で和訳してくれるサイト LSLのリファレンスをwebに作り上げた人 サンドボックスを作って開放した人 人の集まれるカフェやバーの運営を始めた人 イベントを組む人も
そのスタッフとパフォーマーやDJ、ものを作って売る人もそのお店を作る人も。
みんな自分が楽しむのはもちろん、自分以外の誰かに何かを伝えようとしてるんだと思うのです。もちろんSIMオーナーも住人もです。
私は伝える側になれているのかなと思う今日この頃

どれもきっと最初は何もなくて 一からみんなで積み上げてきたはず。
いつかそれが当たり前のことになってしまうのでしょうか・・・
リンデンは最初の仕組みと少しだけガイドをするだけであって、残りの全てはユーザーが創り上げてきたはずです。決してリンデンが一方的に作った世界を私たちがお客さんとして楽しんでいるのではないと思うのです。何も作らずに楽しんでいるだけに見える人も世界に参加しているわけで、SLはユーザーが作り上げている世界です。SLが持つ他にはない最大の特徴はそこだと思うのですね。

うまいこと説明できませんが、ユーザーが何かを伝えていく中で産まれたものが積み重なって練り上げられて・・・そういうものがさらに誰かに伝わっていくような。だいそれたことじゃなくていいんです。きっと誰かに伝わります。たまにJIRAは読もうぜw

私が誰かに楽しさを伝えることができたとして、それが巡り巡って私にそれを伝えた人に届くような。そんなことを考えたりして、この記事は実はこの記事に対する遅い遅いレスだったりもします。あれがなかったらこの世界の楽しさに気づくこともなかったかもしれない。

全てのLindenアバターに感謝しつつ、力いっぱい自分が楽しんでいく中で私も誰かに楽しさが伝わったらいいなと思います。そんな思いを込めて作ったのですがこれ、果たしてお眼鏡にかなうのかしら・・・・あははん

1 comment:

redzaku said...

思う事は山のごとく…
 想いもまた山のごとく…

様々な出会いこそ、SLの本質ですね

素晴らしい文に、感嘆しました…

私もそちら側に行けるように努力しないとですね…